自律的変革を生むco-learning基盤

自律的変革を生むco-learning基盤

研究開発課題2 自律的変革を生むco-learning基盤
解決する課題:ひとり一人が未来を変える力に

気候変動により、生態系や人間の安全保障に深刻で甚大な影響が生じると予測されています。一方、地域社会は、超高齢化や人口減少、基幹産業の停滞などの課題を抱えています。気候変動と地域課題を「同時解決」する「ビヨンド・“ゼロカーボン”」社会への転換が求められています。そのためには、地域住民、研究者、企業が信頼関係を構築しながら、 意識改革(パラダイムシフト)、革新的な技術や社会の仕組みづくりなどに共同で取り組むことが必要です。
地域住民は、地域産業や文化など将来にむけて守るべき地域の豊かさ(財産)に熟知している専門家でもあり、地域の豊かな未来を享受する受益者でもあります。そして、大学などの研究者は気候変動などの科学的な知見を有し、地域の豊かさに寄与する様々な技術やそのオプションについて地域にアドバイスできます。さらに、企業は事業化に必要な視点や技術力、資金力を有しています。地域住民、研究者、企業の3者が、地域の将来ビジョンを共有し、お互いの特徴をよく理解したうえで補完・協力していくことは、「ビヨンド・“ゼロカーボン”」社会の実現にとって重要な要素です。

解決方法:Co-learningでともに考え、変わる、変える

地域住民、研究者、企業の3者間の信頼関係を構築するため、研究開発課題2では、ともに考え知恵を出し合う対話の積み重ね「Co-learning」を通して、「人を育て、地域を変える」ための基盤(Co-learning基盤)づくりの手法を開発します。その基盤を支える3つの柱が、「コトづくり、バづくり、ヒトづくり」です。地域の様々な課題や知識・技術について共有するCo-learningの手法を開発し(コトづくり)、地域に自然と人々が集うCo-learningの場所の要件を探ります(バづくり)。そして、学校教育や社会教育、人材交流などの「ビヨンド・“ゼロカーボン”」社会を担う人材を育成するプログラムを構築します(ヒトづくり)。

Co-learning基盤は、地域が「ビヨンド・“ゼロカーボン”」社会への転換を実現するための重要な鍵です。研究開発課題2は、Co-learningを通じて、多様な人々が自律的に地域の変革に取り組む持続可能なしくみ=Co-JUNKANの実現を目指します。

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