拠点ターゲット

研究拠点の目標と実現のための4つのターゲット

科学技術に“実証の場”を、地域に“科学技術へ触れる機会”を提供します。複雑化する地域課題を乗り越えた先にある将来ビジョンを描きやすくし、地域循環社会やSDGsの実現を早める研究拠点の構築を目指します。

イノベーションエコシステムの醸成に向けた
4つのターゲット

ターゲット1 地域資源の循環利用で到達できる物質・エネルギーシステムの設計

目指すべき将来の地域のビジョンの案を、地域関係者が主体となって生成できる方法論を開発します。
具体的には、地域の特性に合わせて、その地域で得られる再生可能資源を活用できる技術を整理したデータベースと、それら技術の導入効果を試算可能なシミュレータの開発を行います。 地域ごとに異なる状況や要件なども考慮し、適用しうる技術やシステムの選択肢とのマッチングをはかります。
候補となる技術・システムの組み合わせたシミュレーションを実行することで、新しいエネルギーや物質の生産技術・システムを導入した場合の価値・便益・リスクなどを定量化します。ライフサイクルアセスメント(LCA)やマテリアルフロー分析(MFA)といった既存の評価手法を活用し、地域の資源を循環させることの価値を明らかにしていきます。
これにより、地域が主体となって科学的根拠にもとづく将来ビジョンを生み出せるようになることを目指します。

ターゲット1:地域資源の循環利用で到達できる物質・エネルギーシステムの設計

ターゲット2 地域経済循環の可視化に基づく技術と地域システムのマッチング

技術導入による地域経済循環への影響を可視化し、地域の社会経済構造に応じたシステムの設計、提案を目指します。
例えば、化石資源など地域外の資源を利用していると、エネルギーを利用すればするほど資金が地域外に流出してしまいます。地域資源を活用すると、この流出している資金を地域内に投じ、地域経済を好循環化することができます。この地域経済循環への影響を考えると、割高な地域資源を活用することは長期的には地域経済を活性化・強靭化することができるかもしれません。
これらの効果を定量化・可視化するために、各地域の経済・産業の特色を反映しつつ、新規技術・システムの導入効果を分析できる方法論を開発します。
これにより、技術・システムの選択において、地域特性や経済循環、社会経済性という評価軸からの検討が可能となります。

ターゲット2:地域経済循環の可視化に基づく技術と地域システムのマッチング

ターゲット3 最先端知に基づくビジョンと地域のCo-learning

地域資源を循環利用する物質・エネルギーシステムについて、構成する技術・システムや、必要となるシナリオを、地域の担い手やユーザーらと共有します。
地域は最先端知に基づく将来ビジョンを、技術者・研究者側は地域の情理に基づく要件について、お互いが継続的に学び合うCo-learningの場づくりを行います。地域のなりゆきの未来が直面するであろう課題を共有したうえで、適用できるシステムオプションによって到達しうる地域将来ビジョンを共創します。
将来の地域システムを担うステークホルダー間で信頼関係を構築し、協働へとつなげます。Co-learningの場はコミュニケーションを円滑にし、科学技術が迅速に社会導入されるための触媒として機能します。

ターゲット3:最先端知に基づくビジョンと地域のCo-learning

ターゲット4 理想の概念・論拠・情理に基づく地域資源を活用する
物質・エネルギーシステムの実証・実装

ターゲット1~3の地域資源を循環利用する物質・エネルギーシステムのビジョンへ到達するため、個別要素技術や仕組みに関する実証試験を繰り返し、変革を地域に起こすエコシステムを醸成します。地域のビジョンとシナリオに関するProof of concept(概念実証)を実施可能とします。
個々の技術に関する議論において、地域の理想や論拠、情理を確認する場を設け、実証試験計画と実装へつなげます。
本拠点で醸成するエコシステムでは、地域との対話を重ね、地域が必要とする新規技術・システムの実証試験を積極的に誘致し、適応性や開発可能性を探索していきます。

ターゲット4:理想の概念・論拠・情理に基づく地域資源を活用する物質・エネルギーシステムの実証・実装
ターゲット4:理想の概念・論拠・情理に基づく地域資源を活用する物質・エネルギーシステムの実証・実装